夏の空がこわい。きらい。
永遠脳内フラッシュバック。
今日は夢に魘されて目が覚めた。起きたら泣いていた。内容は覚えてないけど、起きてからというもの幼い頃の感情を断片的に脳裏に浮かんでいたからおそらく昔のことを見たのだろう。
いつだってそう。
あたしが前を向こうとする度に、過去が足首を掴んで後ろへ引こうとする。
今までのあたしならそのまま沼の底まで引っ張り込まれて、答えの出ない問に苦悶していただろう。
彼と出会ってあたしは変わった。
過去は過去だと割り切って、それすらも自分をつくりあげた全てだから愛するべきなのだと悟った。
だから今まであたしの人生や心に痛みを干渉してきた全ての人間を恨んではいない。
こういう時は足を引っ張ってくる過去の自分の方へしっかり振り返って、ちゃんと向き合って全部受け止めて、抱き締めてあげるんだ。
鬱はそう簡単には治らない。けれど鬱状態の時あたしは自己分析をする癖がある。
この時間は嫌いではない。
前を向くことは大切だけど、時に弱くて寂しがり屋の過去の自分を、背負いながら生きる。
大丈夫。